ある海域を通過した船や飛行機が忽然(こつぜん)と消息を絶つ、あるいは乗員のみが姿を消してしまう……。
こんなゾッとするエピソードが満載で、昔から「魔の海域」と恐れられているのが、かの有名な「バミューダ海域」である。
数々の映画や小説、漫画の題材にもなってきたバミューダ海域だが、なんでも最近、その謎を解明し得るかもしれない重要な発見があったようだ。
人々に恐怖を与えてきた世界最大のミステリーの1つに、ついに終止符が打たれるのだろうか……!?
・恐怖の三角形「バミューダトライアングル」
バミューダ海域とは地図で言うと、フロリダ半島の先端、大西洋にあるプエルトリコ、そしてバミューダ諸島を結んだ三角形の領域を指している。
「バミューダトライアングル」という別名は、それに由来するのだ。
・跡形もなく行方不明に
この海域では昔から、そこを通過中の船や飛行機が何の痕跡も残さずに乗り物ごと、または乗り物を残して中の乗員だけが姿を消してしまう、などなど。
“ただの” 海難事故とはちょっと違った恐ろしい出来事が度々起きるエリアとして有名である。乗り物ごと行方不明になってしまう際には、その乗り物のわずかな破片さえも見つからないこともあるらしい……。
・巨大なクレーター
しかし最近、ノルウェーの大学の研究員たちによってある発表がなされたのである。それは「ノルウェーの沿岸にクレーターを発見した」というもの。
具体的なサイズは幅800メートル・深さ45メートルというのだから、非常に大きなクレーターであることが分かる。
しかもこの類のクレーターが、ノルウェー付近からフロリダ、プエルトリコ、そしてバミューダ諸島近辺まで点在しているらしいのだ。
・ミステリーに終止符?
ロシアの科学者によると、そのような巨大なクレーターが形成された原因は、「メタンガスの爆発」であるという。海底に堆積したメタンガスが爆発を起こす際の衝撃は時にすさまじく、また大量のガスも発生するらしい。
結果として、その海域を通過しようとする船や飛行機の行く手を阻む原因になっていると考えられるそうだ。
ということは……「メタンガス」がバミューダトライアングルの謎を解く鍵なのか!?
研究の詳細については近日発表されるもよう。その時には、バミューダ海域の謎がついに完全解明される……かもしれない。